イタグレ(イタリアングレーハウンド)が「甘噛み」や「いたずら」をしたときの叱り方で効果的なのが「マズルコントロール」。
この記事では、マズルコントロールの具体的なやり方と注意点をご紹介します。
この記事で分かること
「マズルコントロール」とは?
マズルとは、犬の鼻先から目元の部分を指し、この敏感な部分を手で掴みながら叱る方法を「マズルコントロール」と言います。
マズルコントロールは、子犬が悪いことをしたときに、親犬がマズルを噛んで叱ることが起源となっています。
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マズルコントロールのやり方
マズルコントロールのやり方は、
です。
後述しますが、マズルコントロールはマズルを触れることにイタグレが慣れてから、使用してください。
甘噛みやいたずらをした
遊んでいたり興奮状態になると、パピーのイタグレはすぐに甘噛みをします。やんちゃなので、悪さもしょっちゅうします。
すぐにマズルを「強く」つかむ
悪いことをしたら、マズルを強くつかみます。
イタグレを飼っている先輩の飼い主からは、「男性の握力の8割くらいの力で掴む」と教えてもらいました。
力加減はご自身で調節してください。
2~3秒掴みながら目を見てダメ!と強く叱る
マズルを強く掴むと、「クゥン」と鳴きながら飼い主を見て「離せ」と訴えかけてきます。その状態で目を見ながらダメ!と強く叱ります。
マズルを離す
マズルを長く掴むのは良くないので、2~3秒掴んだら、すぐに離してあげます。
また悪いことをしたら、もう一度、マズルをつかむ
マズルを離すと、反抗して噛んできます。噛んできたら、もう一度、マズルコントロールをします。
たいだい、1回で反省しますが、はじめは2回くらいやらないと歯向かってきます。
マズルコントロールを使う時期
マズルコントロールは、子犬に使っても問題ありません。
我が家のイタグレは、生後2カ月の頃から甘噛みがヒドク、普通の叱り方では一向に直りませんでした。ですが、マズルコントロールですぐに直りました。
子犬のころの早い段階できちんとしつけないと、そのまま成犬になって手が付けられなくなります。イタグレは特にやんちゃな子が多いので、早めに正しい方向へ導いてあげましょう。
ただし、マズルを触られることに慣れていない段階でマズルを掴んでしまうと、マズルを触られるのが嫌になってしまいます。マズルを触られることに慣れてから、マズルコントロールを使いましょう。
マズルコントロールの注意点
マズルコントロールはしつけに効果的ですが、やるときは以下の点に注意してください。
- マズルを触られることに慣れてから使う
- 何度も使わない
- なるべく1度で終わらせる
- 中途半端な力でマズルを掴まない
- 叱ったままにしない
何でもかんでもマズルコントロールで叱ると、マズルを触られるのが嫌になってしまいます。適宜、使用してください。
叱ったままも良くありません。たとえば、甘噛みのしつけでマズルコントロールをしたあとは、おもちゃをすぐに与えて、おもちゃを噛んだら褒めてあげると良いでしょう(噛んで良いものと、悪いものを区別させるため)。
まとめ
イタグレが悪いことをしたら、マズルコントロールを使ってしつけます。
マズルコントロールのやり方は、悪さをした直後に、マズルをつかんで目を見ながら「ダメ!」と一喝します。
ただし、叱りっぱなしも良くないので、アフターケアをしっかりしてあげましょう。
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