イタグレ(イタリアングレーハウンド)をドライブに慣らす方法をご紹介します。将来的に、車でイタグレとドッグランや海に行こうと考えている飼い主の方は、ご参考にしてください。
この記事で分かること
イタグレを車に慣らす手順
イタグレを車に慣らす手順は以下の通り。
車を見せて興味を持たせる
イタグレに車を見せて、興味を持たせます。抱っこができるなら窓から車の中を見せて、さらに興味を引き立てます。
中に入りたそうな様子を見せたら、車を開けて中に入れます。
エンジンを掛けずに抱っこして乗せる
車の環境に慣らすため、エンジンを掛けずに飼い主が抱っこした状態で一緒に乗ります。
犬は、初めての場所に行くと、「どういう場所なのか?」臭いを嗅ぎながら情報収集します。気が済むまで待ちましょう。
すぐにエンジンを掛けるとビックリして落ち着かなくなるので、時間が掛かっても、慣れるまで待ってあげてください。
エンジン音や振動に慣らす
車に慣れてきたらエンジンを掛けて、車の振動に慣らします。
車のラジオや音楽の音が大きいとビックリするので、事前に切っておきましょう。エンジンを掛けたときにビックリしたら、やさしく抱いてあげて「大丈夫だよ」と声を掛けてあげます。
エンジンを掛けたら、車の振動に慣れるまで待ちます。
クレートに入れてドライブ開始
車の振動に慣れてきたら、イタグレをクレートに入れて、車を走らせてみます。
運転手がイタグレを抱っこした状態でドライブするのは危険です。車内で動き回るのと運転の妨げとなるので、運転中は必ずクレートやトラベルキャリーに入れてください。
クレートには、安心できる毛布と、退屈にならないようにおもちゃを入れておくと良いでしょう。
短時間ドライブから徐々に運転時間を延ばす
いきなり長時間のドライブに連れて行くと、イタグレにストレスを与え、酔ってしまう恐れがあります。
はじめは、5分ほどの短時間ドライブに出かけましょう。少しずつ運転時間を延ばしていけば、長時間ドライブも平気になります。
ドライブ嫌いにさせないコツ
ドライブ嫌いになると、イタグレは車に乗りたがらなくなります。
コツは、
- はじめてのドライブで車酔いさせない
- 車でイタグレが嫌いな場所に連れて行かない
こと。
飼い始めは、車で動物病院に連れて行く機会も多いかと思います。もし、動物病院が苦手であったら「車に乗るとイヤな思いをする」と学習してしまいます。
次に動物病院に行くときまでに慣らしておきましょう。
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ドライブデビューはいつから?
ほとんどの飼い主は、ペットショップやブリーダーのところに車で引き取りに行くため、すでにドライブデビューしているでしょう。
まだドライデビューしていない飼い主の方も、1度しか乗せていない方も、なるべく早い段階から車に慣れさせておくことをおすすめします。
イタグレを飼育していると、ある日突然、病気やケガで車で動物病院に行く機会があります。そんなときに慌てて車に乗せると、イタグレにストレスを与えます。
まとめ
車を所有しているイタグレの飼い主は、早めにドライブに慣れさせておくと安心です。
ドライブに慣らすには、とにかく時間を掛け、「車に乗る楽しさ」を覚えさせること。車に慣らし、音や振動に慣らし、ドライブに慣らしていき、「車に乗ると楽しい場所に連れて行ってもらえる!」と思ってもらえれば成功です。
ドライブ嫌いにならないためにも、くれぐれも車酔いにならないよう注意してください。
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