イタグレ(イタリアングレーハウンド)を飼育していると、サークルの中で「クーン」と飼い主に向かって鳴いてくることが多々あります。
「クーン」と鳴いてきたイタグレに対して、飼い主はどう対応するべきなのか?この記事で解説します。
この記事で分かること
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イタグレが鳴く原因
イタグレがサークルの中で「クーン、クーン」と悲しそうに鳴いている原因は、
- 甘えたい
- さみしい
- ご飯を食べたい
- サークルの外で遊びたい
など、要求吠えがほとんどです。
犬はもともと群れで行動する動物なので、1人にされることがとても苦手。さみしいと感じたらすぐに鳴きます。
幼いときに特に多く見られ、飼い始めは「夜鳴き」に悩まされることがあるでしょう。
鳴いてきたときの間違った対応
「クーン、クーン」と悲しそうに鳴いている姿を見ると、かわいそうに思い
- 見る
- 近くによる
- 声を掛ける
- サークルから出してあげる
といった対応をしがち。
しかし、これらの対応はすべて間違っています。鳴いたり吠えたりしてイタグレに意識を向けると、「鳴いたら注目してもらえる」と学習します。
犬は1度学習すると、習慣化します。そのまま成犬になり、成犬になっても要求吠えが続き、飼い主が悩み続けます。
鳴いてきたときの正しい対応
イタグレが鳴いてきたときの正しい対応は、徹底的に無視をすることです。
- 見ない
- 近寄らない
- 声を掛けない
を徹底してください。
「コラ!」「うるさい」などと叱るのは厳禁。効果がないどころか、もっと鳴き続けます。
夜鳴きはどうする?
夜は不安が原因で鳴いてくることが多々あります。夜鳴きは飼い主の睡眠を妨げるだけではなく、近所迷惑が心配になりますよね。
対処法としては、寝る前に思いっきり一緒に遊ぶことです。疲れてヘトヘトになるまで遊ばせると、朝までぐっすり寝ることが多いです。
それでも夜中に起きて鳴いてきても、絶対に無視してください。1度でも構うと、ずっと夜鳴きをします。
朝に鳴いてきたときは?
朝は、「遊びたい」「散歩したい」「サークルから出して」と要求吠えをしますが、朝も同様に無視を徹底します。
朝はイタグレも元気なので、30分鳴き続けるのは当たり前で、下手したら1時間以上、あきらめることなく鳴き続けます。
かなり辛抱が必要ですが、4~5日完全無視をすれば、イタグレは朝に鳴いても意味がないことを学習し、鳴かなくなります。
鳴くのを止めて落ち着いたら、構ってあげてください。
まとめ
犬はもともと群れで生活する動物なので、1人にされるとさみしいと感じ、よく飼い主に「クーン」と鳴いてきます。
鳴いてきたときの正しい対応は、完全に無視することです。30分から1時間は鳴き続けるので飼い主は辛抱が必要ですが、無視すると鳴くのを止めます。数日、「鳴いたら無視」を徹底すると、ほとんど鳴かなくなります。
間違っても、「鳴いたら構う」といった行動をしないように。
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