イタグレ(イタリアングレーハウンド)の甘噛みを今すぐ止めさせるのにもっとも有効な手段は、「マズルコントロール」です。
我が家のやんちゃなイタグレは、普通の叱り方だと1週間掛かっても全然直らなかったのに、マズルコントロールで1発解決しました。
この記事では、私の飼っているイタグレに「効果がなかった甘噛みの叱り方」と「効果のあった甘噛みの叱り方」をメモしておきます。
この記事で分かること
効果がなかった甘噛みの叱り方
イタグレは活発で噛む欲求が強く、遊んでいるときや興奮状態のときに、人の手や足を甘噛みします。
ときには、「うぅぅ」と威嚇したように鳴きながら、人の手や足を狙って噛んできます。
甘噛みした場合、普通の小型犬であれば、
- 噛まれた部分をサッと引っ込める
- ダメっ!と短く叱る
- 知らんぷりをする(放置)
といったしつけをしますが、イタグレにはこの方法は通用しません。
効果のない方法で叱るとどうなる?
効果のない方法で叱り続けると、
- 余計に噛んでくる
- 叱られることに慣れる
- 下に見られる(主従関係の意味で)
といった事態を招きます。
中途半端に叱ると、構ってもらえていると勘違いして余計に噛んで来たり、叱ってもすぐに慣れて、全然反省しません。
犬は、遊びの中で自分の地位をランク付けしています。生ぬるい叱り方をしていると、一生、下に見られて手が付けられなくなります。
効果的な甘噛みの叱り方
「マズルコントロール」が効果的
イタグレは普通の叱り方では反省しないので、「マズルコントロール」を使います。
マズルとは、犬の鼻先から目元の部分を指し、この敏感な部分を手で掴みながら叱る方法をマズルコントロールと言います。
マズルコントロールが効果的な理由
もともと、マズルコントロールは、子犬が悪いことをしたときに、親犬がマズルを噛みながら叱ることが起源となっています。
マズルは非常に敏感な部分で、強く触ると犬はすごく嫌がります。
マズルを掴むのは体罰では?
一部のしつけ教室では、「マズルは敏感な部分なので、マズルを掴んで叱るのは良くない」としています。
たしかに、マズルは犬にとって急所なので、むやみに掴んで怒るのは体罰になるかもしれません。
ですが、マズルコントロールのやり方を正しく理解し、犬に愛情をもって叱ってあげることで、信頼関係を築くことができます。
まとめ
イタグレが普通の叱り方で甘噛みを止めない場合、マズルコントロールでしつけます。
やんちゃなイタグレは、「小型犬」と思ってしつけても、言うことを聞いてくれません。「大型犬」と思って、本気でしつけてください。それが、飼い主のためでもあり、イタグレのためでもあります。
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