犬は集団で生活する動物なので、1人で過ごすことがとっても苦手。リーダーである飼い主がいないお留守番ともなると、イタグレ(イタリアングレーハウンド)は不安でたまりません。
本来であれば、成犬になるまでは1人にさせないことが理想。ですが、ずっとそばにいると、飼い主は何もできませんし、イタグレはいつまでたっても自立しません。
そこでこの記事では、イタグレを飼い主の不在に慣らす手順をご紹介します。
飼い主の不在に慣らす4ステップ
飼い主の不在に慣れされるには、
と、パピーのうちから段階的に練習すれば、お利巧にお留守番ができるようになります。
支度の動作を繰り返し見せる
まずはイタグレに、飼い主が出かける支度をしている様子を見せ、出かけない、という動作を何度も繰り返し見せます。繰り返すことで、「支度の動作は、出かける前兆ではない」ことをイタグレに教えます。
この工程を飛ばすと、支度の段階でイタグレが「1人にされてしまう」と思い、そわそわする犬になってしまいます。
1人の時間に慣れさせる
次に、サークルやゲージにイタグレを入れ、1人の時間に慣れさせます。飼い主は、近くの椅子に座ってテレビを見たりスマホを操作したりして、近くにいても近づけない状況をつくります。
たまに、飼い主がほかの部屋に移動し、本番の留守と同じように1人で過ごすことに慣らします。
2~3分の留守番に慣れさせる
1人の時間に慣れてきたようなら、短時間の留守番をさせます。
サークルやゲージにイタグレを入れ、飼い主は支度をし、玄関から外に出て数分間家を空けます。はじめは、2~3分の短時間から始めてください。
時間を徐々に伸ばすと不安が増すので、外出時間の間隔はランダムにすると良いでしょう。
長時間の留守番に慣れさせる
短時間の留守番に慣れてきたら、さらに留守の時間を長くしてみます。
長時間の留守の時ときは、おもちゃを複数用意して、退屈をさせないように気を配ってあげてください。トイレトレーニングが終わっていなければ、サークルやゲージ全体にトイレシートを敷き詰めた方が良いです。
まとめ
イタグレを飼い主の不在に慣れされるには、子犬のころから段階的に練習をする必要があります。
繰り返し練習をすることで、「飼い主の不在は特別なことではないし、必ず帰ってくるから大丈夫だ」と安心してくれます。
もし、お留守番中に粗相やイタズラが多い場合は、「分離不安」が疑われます。しっかりと留守番の練習をさせておけば、分離不安が起きにくくなりますよ。
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