イタグレ(イタリアングレーハウンド)の爪切りに必要な道具・手順・頻度について触れます。
はじめてイタグレの爪切りを自分でやろうと考えている飼い主は、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
自宅で爪切りをする準備
自宅でイタグレの爪を切るために、必要な道具をそろえましょう。
爪切りに必要な道具は、
- 犬用の爪切り
- 犬用の爪やすり
- 止血剤(念のため)
だけです。
「犬用の爪切り」は、ペットショップなどで売っています。種類は「ハサミタイプ」と「ギロチンタイプ」の2つあります。
「爪やすり」は、切った爪の角を取るために必要。「止血剤」がなければ、化粧で使うコットンを用意しておいてください(念のため)。
イタグレの爪切りの手順
爪切りの手順は次の通り。
1つずつ解説します。
遊ばせて疲れさせる
まずは思いっきり遊ばせて、おとなしくさせましょう。
イタグレは活発なので、元気な状態だと暴れます。爪切りの最中に暴れると、ムダに時間が掛かって犬にストレスを与えたり、間違えて爪の神経・血管を切ってしまう恐れがあります。
爪切りを見せる
大人しくなったら、爪切り道具を見せて、イタグレに確認させます。
いきなり爪切り道具を出して切ろうとすると、興奮して暴れます。爪切りを床に置いて、気が済むまで臭いを嗅がせるなどしましょう。
爪の切る部分を確認
次に、爪の切る部分を確認します。
イタグレの爪の根元を軽く押さえて、爪を光で透かします。爪を光で透かすと、爪の根元の神経や血管が通っている白い(またはピンク)部分が確認できます。
神経や血管を切ると出血するので、どこまで切って大丈夫か?チェックしてください。
イタグレの足を持つときは、関節が自然に曲がる方向に曲げてください。変な方向に持ち上げると足を痛めたり、爪切りが嫌いになります。
神経・血管の手前で切る
神経や血管の部分を切らないように、慎重に切っていきます。
2人で爪切りができるなら、1人はイタグレを押さえつけて、もう1人が爪を切るとスムーズ。
はじめて犬の爪を切る場合は、本当に少しだけ切るので大丈夫です。まずは、爪を切る行為に、飼い主とイタグレが慣れることが大事です。
爪やすりで角を丸くする
さいごに、爪やすりで角を丸くして仕上げます。爪切りだけだと角があって痛いので、やすりをかけて解消します。
雑にやすりをかけると爪がはがれるので、やすりをかける方向に注意してください。
爪切りの頻度は?
爪切りの頻度は、2週間に1回程度で大丈夫です。
爪切りをしないと、爪が内側に巻き込みように伸びて、肉球に食い込みます。また、爪と一緒に神経や血管が伸びてしまうと、切ることができなくなります。
イタグレを飼ったばかりの飼い主も、なるべく早めに爪切りをしてあげると良いでしょう。
まとめ
イタグレの爪切りに必要な道具は、基本的に市販の「犬用爪切り」だけでOKです。
爪を切るときは、神経や血管を切らないようによく確認してから、少しずつ切ってください。
黒い爪のイタグレは神経や血管が見えにくいので、不安であればペットサロンに代行してもらうと良いでしょう。だいたい500円でやってくれます。