イタグレ(イタリアングレーハウンド)に水を与えるときは、ノズルタイプではなく器で与えることを強くおすすめします。その理由について詳しく解説します。
この記事で分かること
飲み水用の食器・器具の種類
飲み水用の食器・器具の種類は、大きく
- 器
- ノズルタイプ
の2種類があります。
器
一般的な犬用の器です。器の形状はさまざまですが、お茶碗型や富士山型(器の底が末広がりになっている)タイプなどがあります。器の素材はプラスチックやステンレスなどがあります。
ノズルタイプ
ペットショップなどでよく使われている給水器です。「ウォーターノズル」などとも呼ばれます。ノズル(吸い口)の付いたボトルをケージに取り付けて使用します。
ノズルタイプをおすすめしない理由
ノズルタイプは床に水がこぼれないメリットがありますが、
- 非常に飲みにくい
- 脱水になる危険がある
- 手入れが大変
- 壊れやすい
といったデメリットがあり、おすすめしません。
獣医師によると、飲みにくいノズルタイプの給水機で水を与えると、脱水症状になる率が圧倒的に高くなるそうです。さらに器よりも構造が複雑なので手入れが難しく、壊れやすいデメリットもあります。
もしノズルタイプの給水機で水を飲ませているのなら、飲み水用の器も用意してあげたほうが良いでしょう。
飲み水用の器の選び方
前述した通り、イタグレが飲む水はノズルタイプではなく器がおすすめです。器の選び方のポイントは、形状と素材です。
形状の選び方
器の形状は、倒れにくく、ズレにくい工夫がしてある器がおすすめです。
たとえば、
- 富士山型の倒れにくい形状
- ある程度の重量がある
- 器の底面に滑り止めが付いている
などの器を選ぶと、イタグレがストレスなく水を飲むことができます。
お茶碗のような形状で軽い器を選んでしまうと、勢いよく顔を突っ込んだときにひっくり返してしまう恐れがあります。
素材の選び方
器の素材は、ステンレスか陶器がおすすめです。
ステンレスは耐久性が非常に高く、半永久的に使えます。実際、私の昔飼っていたラブラドールは、ステンレスの器で約15年水を飲んでいました。味気ないステンレス素材がイヤなら、陶器をおすすめします。ただし、器が割れてケガをする危険もあるので、十分に注意しましょう。
プラスチックは、イタグレによってはアレルギーを起こす可能性があるためおすすめしません。
まとめ
イタグレに水を飲ませるときは、ノズルタイプの給水機ではなく、器に水を入れて飲ませましょう。ノズルタイプは犬にとって飲みにくく、十分に水分を取れないため脱水の危険があります。
器を選ぶときは、倒れにくくズレにくい形状がおすすめです。素材は、ステンレスか陶器が良いでしょう。
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