イタグレ(イタリアングレーハウンド)が春に気を付けるべき健康管理のポイントをご紹介します。春になる前によく確認して、健康に過ごしましょう。
この記事で分かること
春の健康管理のポイント
春は換毛期
春先から夏にかけては換毛期です。被毛は夏毛に変わります。
犬の毛は1年を通して絶えず抜け替わっていますが、暖かくなると気温の上昇にあわせて、冬の寒さを防ぐために密に生えていた毛がたくさん抜け落ちます。
ブラッシングが重要
イタグレは短毛種なので抜け毛がそれほど気になりませんが、他の季節よりも念入りにブラッシングをしてあげる必要があります。
古い毛を放置したまま梅雨を迎えると、皮膚病の原因になったり、ノミに寄生されます。
ホコリにも注意
春は黄砂やホコリなどが舞う季節です。目や耳が特に汚れやすいので、手入れを忘れずに行いましょう。目や耳の手入れを怠ると、病気の原因になります。
春に注意すべき病気と対策
ノミ・ダニ
春は、気温の上昇とともにノミ・ダニが増えます。ノミ・ダニは皮膚病やその他の病気の原因になります。
基本的な対策は、こまめな掃除です。ノミ・ダニはハウスダストを食べて成長するので、サークルや犬用ベッドなど、イタグレが生活する範囲内の掃除は念入りに行いましょう。
イタグレが体をどこかにこすりつけたり、同じ部位を舐め続けているときは、ノミやダニが体に付いている可能性があります。よく観察しましょう。
風邪
気温差の激しい春先は、飼い主もイタグレも体調を崩しやすい時期。特に、体力のない子犬や老犬は注意してください。
寒い日には洋服を着させたり、部屋を暖めるなどして、風邪にならないよう対策しましょう。長時間留守にするときは、室温を一定に保つなどの工夫も必要です。
春に行う予防接種の種類
狂犬病予防注射
毎年4月は、狂犬病の予防注射をします。いつも利用している動物病院のほか、市区町村で実施している集合注射で予防接種ができます。
フィラリア症の予防薬
春から蚊が飛ぶようになるので、フィラリア症の予防薬を投与します。蚊の飛び始める時期は地域によって異なるので、地域の動物病院の指示に従いましょう。
まとめ
春先から夏にかけては換毛期ですので、毎日のブラッシングを忘れずに。あわせて、目や耳についたホコリや黄砂などをふき取ってあげると良いでしょう。
春はノミ・ダニ・蚊に注意が必要です。適切な予防を心掛けてください。気温差が激しいので、飼い主もイタグレも風邪をひかないよう体調管理に気を付けてお過ごしくださいね。