イタグレ(イタリアングレーハウンド)に避妊・去勢手術をすることで、さまざまな病気の発症リスクを減らせることができます。一方、肥満になりやすいデメリットもあります。
では、避妊・去勢手術後はどういった食事を与えるべきなのか?ご紹介します。
この記事で分かること
避妊・去勢手術後に太りやすくなる理由
イタグレが避妊・去勢手術後に太りやすくなる理由は、テリトリー意識や運動量が低下し、必要カロリーが15~25%減少するためです。
避妊・去勢手術前と同じ食事内容(今までと同じドッグフードの量)を与えると、必要以上にカロリーを取ってしまい、結果的に太ります。
避妊・去勢手術後の食事の与え方
避妊・去勢手術後は、
- 専用フードへの切り替え
- フードの量を減らす
のどちらかを採用することで、太りにくくします。
専用フードへの切り替え
市販で、避妊・去勢犬用のドッグフードが売っています。
いつも食べさせているドッグフードは「パピー(子犬)用」「成犬(アダルト)用」などと記載がされていると思うので、「避妊・去勢用」を探してみてください。
避妊・去勢犬用のドッグフードは、脂質が控えめで低カロリーになっています。
フードの量を減らす
いつも食べさせているドッグフードメーカーに「避妊・去勢犬用」がなかったら、専用フードへの切り替えはせずに、量を減らすだけで大丈夫です。
避妊・去勢手術後は必要カロリーが減るだけで、特別な栄養は必要ありません。なので、単純にいつも食べさせているドッグフードの量を15~25%減らせば良いのです。
食事のコントロール方法
避妊・去勢手術後は肥満に気を付けましょう。イタグレにいつも通りの食生活をさせていると、あっという間に太ります。
たとえば、
- おやつの量は制限する
- おやつを多めにあげたら食事を減らす
- 運動量が少なかったら食事を減らす
など、飼い主側で食事をコントロールする必要があります。
せっかく避妊・去勢手術でさまざまな病気のリスクを減らしたのに、肥満になって他の病気になったら意味がありません。
食事の量は、肋骨を触るなどして肥満の状態を確認しながら調整しましょう。
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まとめ
イタグレが避妊・去勢手術をすると、メス・オス特有の病気を減らせることができる一方で、太りやすくなります。
太りやすくなる理由は、テリトリー意識や運動量が低下し、必要カロリーが15~25%減少するためです。
太らないためには、専用フードへ切り替えるか、今までの食事量を15~25%減らしてください。おやつは必要以上に与えず、適度な運動もさせましょう。