やんちゃで活発なイタグレ(イタリアングレーハウンド)は、ときに人を攻撃します。特に、赤ちゃんや小さい子どもに、噛みついたり攻撃の姿勢を見せることも。
こんなとき、飼い主はどうすれば良いのか?原因と対処法をご紹介します。
この記事で分かること
イタグレが子どもに攻撃する原因
家族に赤ちゃんや小さい子どもがいて、イタグレを飼っている家庭では、大人には噛みついたりしないのに、子どもには攻撃的な姿勢を見せることがあります。
原因は、イタグレが赤ちゃんや小さい子どもを「自分より下位だ」と見なしているからです。
犬は、上下関係がはっきりしている群れの中で生活してきた生き物です。人間との生活の中でも自分の順位を決めて、「誰に逆らうとまずいか?」「誰になら攻撃的になっても大丈夫か?」を考えて行動しています。
子どもへの攻撃を止めさせる方法
根本的な対策は、イタグレを叱ることではありません。イタグレへの態度で、「あなたは、家族の中での順位が最下位」という事実を分からせます。
たとえば、
- イタグレを無視して、子どもを優先的に可愛がる
- 食事は、人が先で、イタグレは後にする
- イタグレに甘い声で可愛がらない
ことを徹底します。
もっとも効果的なのは、「子どもがイタグレよりも大事だ」と、態度ではっきり分からせることです。イタグレが甘えて鳴いてきても無視して、子どもたちと触れ合うことを優先してください。
食事は、イタグレに先に与えてしまうと、自分の方が「エライ」と思うので、人が先に食べた方が良いです。
また、甘い声でかわいがると、イタグレは主従関係が分からなくなり、子どもに攻撃的になったり、言うことを聞かなくなるので控えた方が良いです。
まとめ
イタグレは、人間との生活の中で、自分の順位を決めて生きています。
幼児は下位に見られやすい傾向にあるので、大人は子どもを優先的に可愛がる姿を見せてください。イタグレが「構って」と鳴いても、無視するように徹底します。
「無視は可愛そう」と思う人がいますが、イタグレにとって、主従関係があいまいな環境で暮らすほうがよっぽど不安で可愛そうです。