イタグレ(イタリアングレーハウンド)が秋に気を付けるべき健康管理のポイントをご紹介します。秋になる前によく確認して、健康に過ごしましょう。
この記事で分かること
秋の健康管理のポイント
秋は換毛期
秋は2度目の換毛期(1度目は春)。飼い主がブラッシングをして、毛の生え代わりをサポートしてあげます。イタグレに適したブラシは「ラバーブラシ」です。ブラッシングで適切にケアをしてあげましょう。
ただし、人間の快適な室内環境に慣れてしまうと、換毛期がはっきり出なくなることもあります。
冬に備えて体力を作る
過ごしやすい気候の秋は、犬がもっとも好きな季節。夏に消耗した体力を取り戻し、これからやってくる冬に備えて抵抗力をつけます。
厳しい冬の寒さを乗り切るためには、しっかりとエサを食べさせ、脂肪を蓄えさせてあげてください。もちろん、食べさせ過ぎるのはNGです。
冬の寒さに備えるという意味では、秋の肌寒い空気に早い段階から触れさせ、寒さに慣れさせておくのも良いでしょう。
食べすぎに注意
涼しくなり体力が戻ってくると、食欲旺盛になります。エサやおやつを欲しがりますが、与えすぎは肥満になります。肥満は糖尿病の原因になるので、運動をしっかりとさせましょう。
食欲はあるのに便が緩いときは、消化不良を起こしている可能性があります。ふやかすなどして、消化を助けてあげると良いです。
秋に注意すべき病気と対策
病気全般
秋から冬は、犬の病気がもっとも多く発症する時期。
9月ごろは残暑で熱中症になることがあり、秋が深まると寒暖の差が激しくなり、体調を崩すこともあります。体力のないイタグレなら、夏の疲れがなかなか取れないことも。
病気にならないためにも、日ごろからイタグレをよく観察し、変化がないか確認してあげてください。
肥満症
秋はイタグレの食欲が増します。食事は、与えているドッグフードに記載の目安量を守ってください。
多めに運動したら、少し多めにエサを与えたりおやつを食べさせても構いません。ですが、運動もしていないのにいつも通りのエサを与えると、ブクブク太ります。
肥満の目安は、イタグレの横腹を触って、肋骨が分かりにくくなったとき。肥満になったら、動物病院で診てもらってください。
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ノミ・ダニ
秋になっても、ノミ・ダニ対策を続けます。
春・秋に続き、サークルや犬用ベッドなど、イタグレが生活する範囲内の掃除は念入りに行いましょう。
秋に行う予防接種の種類
フィラリア症の予防薬
蚊は冬まで飛ぶので、秋にもフィラリア症の予防薬が必要です。蚊が生息する時期は地域によって異なるので、地域の動物病院の指示に従いましょう。
まとめ
秋は、夏に衰えた体力を回復し、また冬の厳しい寒さに備えるためにも、しっかりとエサを食べさせる必要があります。ただし、与えすぎには注意。食べすぎると、肥満になります。
残暑や激しい寒暖差で体調を崩すことが多い時期でもあるので、日ごろの様子をよく観察してください。