犬のあくびは、よく誤解される仕草の1つです。人は眠いときや退屈なときにあくびをしますが、犬にとっては「カーミングシグナル」の1つであり、別の意味も込められています。

「カーミングシグナル」とは?
カーミングシグナルとは、犬のボディランゲージの1つ。自分や相手に対して「落ち着こう」という意味が込められているコミュニケーションツールです。
ちなみに、「カーム(calm)」は英語で「落ち着かせる」という意味で、「シグナル(signal)」は「信号」です。

代表的な7つのカーミングシグナル

あくびはカーミングシグナルの1つ
代表的なカーミングシグナルは以下の7つ。
あくびをする
明らかに眠そうではないのにあくびをするのは、犬が不安に感じているから。相手に「落ち着いて」とカーミングシグナルを送っています。
目線をそらす
犬は、真正面から目と目を合わせる行為を威嚇と考えています。イタグレとなかなか目が合わず、「プイ」っと他の方向を見るのは、相手に敵意がないことを示すカーミングシグナルです。
鼻を舐める
鼻を辞める行為は、緊張状態のときに頻繁に見られるカーミングシグナルです。飼い主が強い口調になったときによくやります。
地面の臭いを嗅ぐ
犬は、臭いであらゆる情報を得ようとします。ところが、何もない場所で床や地面の臭いをしきりに嗅いでいたら、それはカーミングシグナルです。
体をかく
緊張したり、落ち着かないときに見られます。1つのストレス発散で、自分自身を落ち着かせようとしています。
体を横にして座る
相手が1人または犬1匹のときに、急に体を横にしたり、背を向けて座ったときは、相手に落ち着いてほしいとき。
体をブルブルさせる
濡れていないのに、水気を切るように体をブルブルさせる行為も、カーミングシグナルの1つ。不安や緊張を振り払おうとしています。
カーミングシグナルをよくやる場面
ウチのイタグレは、よく
- しつけの最中
- 叱っているとき
- 散歩で急かしたとき
- 家族がケンカをしているとき
- 嫌いな場所に行ったとき
- 嫌いな犬に出会ったとき
- 呼んでもなかなか来ないとき
に、カーミングシグナルをやります。
家の中が険悪なムードになったときや、嫌いな犬に出会ったときにもよく見られます。
飼い主が「おいで」と指示しているのになかなか来ないでイライラしているときに、床の臭いを嗅ぎながらこちらの様子を見ているのもカーミングシグナルの1つ。
カーミングシグナルを目撃したら?
カーミングシグナルは、イタグレがちょっとしたストレスや不安を感じたときに出すサインです。
カーミングシグナルをしている場面に遭遇したら、
- 飼い主がリラックスする
- 愛情をもって接する
- 目を直視しない
などを心がけ、イタグレの気持ちをやわらげてあげてください。

まとめ
カーミングシグナルは、自分や相手に対して「落ち着こう」という意味が込められているコミュニケーションツールです。
よくやるカーミングシグナルは、「あくび」「目線をそらす」「地面の臭いを嗅ぐ」などです。
カーミングシグナルを見かけたら、イタグレが不安に感じているサインです。まずは飼い主が落ち着き、不安をやわらげる環境を作ってあげてください。
-
-
勘違いしてない?イタグレのシッポの動きとホントの気持ち
イタグレはそのときの感情をシッポの動きで表現することがあります。主なシッポの動きと、そのときの本当の感情をご紹介します。
続きを見る