イタグレ(イタリアングレーハウンド)がドッグフードをガツガツと早食いするのは問題ありません。その理由について解説します。
この記事で分かること
イタグレがドッグフードを早食いする理由
イタグレが与えたドッグフードを飢えたようにガツガツ食べるのは、犬の祖先であるオオカミの習性を受け継いでいることが原因として考えられます。
オオカミは群れで狩りをし、成功したときにだけ食事にありつけます。いつ食べられるか分からないわけです。そのため、狩りに成功すると、ほかの捕食者に盗まれないようにできるだけ早く、できるだけ多く食べようとします。
家庭犬となった今でも、オオカミの「食べられるときに食べる」という習性が残り、与えたドッグフードを早食いします。
ドッグフードの早食いって大丈夫?
ドッグフードを早食いするのは、まったく問題ありません。むしろ犬にとっては正常です。
よく噛まないで食べたり、味わって食べないと心配になる飼い主もいるでしょう。ですが、そもそも犬の歯は切ったり引き裂いたりするためにできており、咀嚼(そしゃく)には向いていません。
また、犬の胃は消化管全体の容積の60%を占めるほど大きく、1度に大量の食べ物を詰め込むようにできています。肉を丸飲みしても強力な胃酸によって溶かします。
だから、ドッグフードをよく噛まないで丸飲みしようと、問題はありません。
ドッグフードの早食いを直すには?
ドッグフードの早食いを直す根本的な方法はありません。
早食い防止用のフード皿が販売されていますが、コツをつかむと早食いができてしまうので、買っても意味はありません。
どうしても早食いが気になるのなら、飼い主が1度に与える食事を3~4回に分けるなどを工夫すれば良いでしょう。
まとめ
イタグレがドッグフードを飢えたようにガツガツと早食いする原因は、犬の祖先であるオオカミの習性を受け継いでいるためです。
習性なので直しようがなく、直す必要もありません。心配なのは、ガツガツ食べなくなった(食欲がない)ときです。