イタグレ(イタリアングレーハウンド)が下痢をしても、元気が良く食欲があれば問題ありません。ですが、元気も食欲もなければ、病気の可能性があります。
この記事では、下痢になる原因と、疑われる病気の例をご紹介します。
この記事で分かること
下痢(軟便・水様便)になっても大丈夫?
犬も下痢になります。原因は後述しますが、健康なイタグレが軟便になることは珍しくありません。
元気で食欲があれば、下痢になっても心配はいりません。
ただし、「下痢で元気も食欲もない」「便が水のよう」だったら、いくつかの病気のサインです。
下痢になる主な原因
下痢の原因は、主に
などが考えられます。
ストレスによるもの
環境の変化など、ストレスを感じると下痢になることがあります。子犬のイタグレを自宅に迎い入れて日が浅いときに下痢になったら、ストレスが原因と考えられます。
エサの量・回数が合ってない
エサの量・回数が合っていないと、下痢になります。1回で与えるエサの量が多いと、消化不良で便が緩くなります。元気で食欲もあるのに下痢になる場合は、エサの与え方を工夫してください。
病気によるもの
下痢が何日も続いたり、血液が混じっている、やわらかい泥状の便などは、病気の可能性が高いです。
たとえば、
- 寄生虫
- 食中毒
- 小腸の炎症
- 大腸の炎症
などが疑われます。
寒さや気温の変化
寒さや急激な気温の変化によって、下痢になることもあります。秋から冬になったときによく下痢になります。
下痢になったときの対処法
下痢になったときは、元気がある場合と、元気がない(ぐったりしている)場合で、対処法が異なります。
元気や食欲がある場合
元気で食欲があるのに下痢気味になる場合は、病気ではなく消化器に負担が掛かっているだけの可能性が高いです。
1回のエサの量を減らし、回数を増やすと、消化器に負担が掛からず、下痢を解消できます。さらに水でふやかし、温めてから与えると効果的。
回数を増やすときは、1日に与える食事の量が増えないように。全体の食事量が増えたら、肥満になります。
秋冬に下痢になったときや、夏に冷房を入れすぎて下痢になった場合は、防寒対策をとって数日すると治ります。
元気や食欲がない場合
「下痢で元気も食欲もない」「便が水のよう」だったら、いくつかの病気のサインです。
食事の回数を調整してみたり、3日経過しても下痢が続くようだったら、動物病院で診てもらってください。長期間放っておくと脱水の危険があります。
便に血が混じっているようなら、なるべく早く動物病院に行きましょう。犬の血便は珍しいことではありませんが、病気の可能性もあります。
まとめ
イタグレが下痢をしても、元気が良く食欲があれば健康上の心配は不要です。ストレスや食事が影響しているので、飼育環境や食事内容を改善しましょう。
下痢をしていて、元気も食欲もなければ病気のサインです。動物病院を受診しましょう。