飼育している生後3カ月のイタグレ(イタリアングレーハウンド)が「ケンネルコフ」に掛かってしまったため、動物病院に行って診てもらいました。
この記事では、「ケンネルコフ」の概要から、医師から教わった症状の特徴や原因などについてご紹介します。
この記事で分かること
「ケンネルコフ」とは?
「ケンネルコフ」とは、人でいう「風邪」の症状の総称です。
犬伝染性喉頭気管炎や犬パラインフルエンザも含みます。「ケンネルコフ症候群」とも呼びます。
ケンネルコフの症状
ケンネルコフの症状は、主に咳です。軽い発熱がみられることもあります。
ウチの子犬のイタグレは、「ゴホッゴホッ」と咳をして、3日経過しても治らないため動物病院で診てもらったところ、軽症のケンネルコフと診断されました。
咳が2~3日経っても続き、徐々に悪化してきたら(咳の回数が増えたら)、ケンネルコフを疑いましょう。
走り回るほど元気があったり、ガツガツとご飯を食べる食欲があっても、ケンネルコフに掛かっている可能性はあります。
ケンネルコフになる原因
子犬がケンネルコフになる原因は、
- 病原体による感染
- ストレスによる免疫力の低下
- 室内の温度・湿度が不適切である
が主です。
犬パラインフルエンザやアデノウイルス2型などのウイルスや、気管支敗血症菌などの細菌に感染することで発症します。
特に子犬は、環境の変化にストレスを受けやすいため、飼い始めは発症のリスクが高まります。
ケンネルコフの治療方法
ケンネルコフは通常、1~2週間程度安静にしていれば自然治癒しますが、肺炎などの合併症が出ると厄介です。2~3日様子を見て、苦しそうな咳が続いたら動物病院で診てもらいます。
治療方法
子犬の咳が2~3日経っても続き、徐々に悪化してきたら(咳の回数が増えたら)、動物病院に診てもらってください。
病院で診察してもらったら、処方された薬を与えて安静にさせます。私は、飲み薬と直接口に投与する液体のお薬を処方してもらいました。
ケンネルコフは、適切な治療により1~2週間で改善します。
放っておくとどうなる?
ケンネルコフは人でいう「風邪」ですが、時に重症化するので注意が必要です。
医師によると、「軽い咳だからと甘く見ると、慢性化することもある」「放っておくと肺炎になり、集中治療が必要になる」そうです。
治療費は?
治療費は、動物病院やその犬の症状の具合によります。私のイタグレは、薬代を含め5,239円でした(1回分の診察)。
薬を飲んで治らなければ、さらに病院に通うので費用が掛かります。
まとめ
「ケンネルコフ」とは、人でいう「風邪」の症状の総称です。子犬が掛かりやすく、咳が出始めて2~3日で治らなければケンネルコフの疑いがあります。
なるべく早い段階で動物病院で診てもらい、適切な治療を行えば1週間程度で完治します。症状が現れたら受診しましょう。
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