イタグレ(イタリアングレーハウンド)は、体格も骨も細いため骨折しやすい犬種です。
では、どこが骨折しやすいのか?飼育しているイタグレが骨折してしまったので、骨折しやすい体の部位について調べてまとめました。
この記事で分かること
骨折しやすい体の部位
イタグレが骨折しやすい体の部位は、
の2カ所です。
前脚
イタグレで特に多い骨折が、前脚の「橈尺骨(とうしゃくこつ)」です。
高所から地面への着地のときに、前脚から着地しようとして脚に強い衝撃が加わったり、着地に失敗することで前脚の骨が折れます。
尻尾(シッポ)
意外に思われるかもしれませんが、尻尾も外的な力が加わると折れます。
尻尾の骨が折れる原因は、走っているときに尻尾が障害物にぶつかったり、尻尾を折りたたむように力を加えてしまうなどが挙げられます。
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骨折の種類とイタグレが骨折する主な原因
犬の骨折の種類は主に3つで、それぞれ原因が異なります。イタグレの場合はどうなのか?解説します。
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骨折しやすい年齢
骨折しやすい年齢は、圧倒的にパピー(子犬)です。パピーのころは落ち着きがなく、世話しなく動き回ったり、ピョンピョンと跳ねたりします。
我が家のイタグレは、生後6カ月ごろの落ち着きがない時期に前脚を骨折しました。
1歳を過ぎると段々と落ち着き、骨折のリスクも低くなるそうです。
骨折したときの症状
イタグレが骨折をすると、
- 「キャン」と高い声で鳴く
- 骨がグラグラする
- 折れた部分より先が反対を向く
- 骨の周囲が腫れて熱を持つ
- 内出血して赤く腫れる
などの症状が現れます。
骨折した瞬間は鋭い痛みを急激に感じるので、「キャン!」と激しく高い声で鳴きます。重度の場合は、しばらく鳴き止みません。
前脚の骨折の場合、骨折箇所から先があらぬ方を向いているので見てすぐに分かります。
尻尾の骨折の場合、軽度であれば見ただけでは分かりにくいですが、付け根から先端にかけて触ってみると曲がっているのが分かるはずです。
まとめ
イタグレが骨折しやすい体の部位は、前脚と尻尾の2カ所です。どちらも、外的な強い力が加わると起こります。
骨折をすると、「キャン」と高く泣きます。骨折箇所から先はブラブラしていたり、赤く腫れていたりと、見ただけで分かるはずです。
骨折は緊急性の高いケガです。早めに動物病院で治療しましょう。