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イタグレが膿皮症になる原因と治療法

2018-09-20

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飼育しているイタグレ(イタリアングレーハウンド)が「膿皮症」という病気になりました。動物病院で治療してもらい、すぐに完治しました。

この記事では、「膿皮症」について獣医さんから教えてもらったことをご紹介します。

「膿皮症」とは?

膿皮症とは、膿を持った皮膚病の総称です。

症状の例

膿皮症になると、

  • 皮膚が小さく腫れる発疹ができる
  • 膿を持った小さな発疹ができる
  • 小型の膿を持った水泡ができる
  • 軽度から重度のかゆみ
  • リング状に薄皮がむける

などの症状が現れます。

軽い症状では、皮膚が小さく腫れる発疹や、膿を持った小さな発疹が現れます。放っておくとリング状に薄皮がむけたようになります。

重症になると皮下に深く広がり、皮膚に無数の穴が開きます。膿が異臭を放ち、進行すると腫瘍になります。

発症箇所

膿皮症は、犬の皮膚のどこにでも発症する可能性のある病気です。

たとえば、

  • 皮膚の表面に近い部分のみ
  • 皮膚の深い部分
  • 足先
  • 鼻先
  • 全身

など部分的に発症したり、全身に発症することもあります。

子犬が膿皮症になると、腹部などの毛の薄い場所に小型の膿を持った膿疱(水泡)ができます。

飼い主
ウチのイタグレは、耳の中にできました。耳の中が赤くなり、茶色の膿がたまっていました。

膿皮症になる原因

膿皮症になる原因は、皮膚の表面に感染するブドウ球菌です。皮膚のバリア機能の弱い動物が発症しやすい病気で、一度発症すると治りにくく、再発しやすい病気です。

特に夏季は気温と湿度が高く細菌が繁殖しやすいため、膿皮症を発症する可能性も高まります。

飼い主
ウチのイタグレは、9月に発症しました。

ブドウ球菌は、人間の「水虫」の原因菌でもあります。水虫の飼い主は要注意です。

膿皮症の治療法

膿皮症の治療法は以下の通り。

  • 殺菌性シャンプーで皮膚を清潔に保つ
  • 抗生物質の投与
  • サプリメントの投与

必要以上にシャンプーをすると、返って悪化します。膿皮症が疑われたら、家庭で対処しようとせずに、動物病院で治療してもらいましょう。

ちなみに、獣医師からは以下のことも教えてもらいました。

膿皮症はかゆみの伴う病気ですが、原因が細菌であるためステロイド剤(かゆみ止め)は使用できません。ステロイド剤を使用すると、痛みやかゆみをやわらげますが、体の抵抗力を下げてしまい、細菌が増える恐れがあります。

飼い主
ウチのイタグレの場合、発症に早期に気が付いので1回の治療で完治しました。とにかく、早期発見と早期治療が大事です。

まとめ

膿皮症とは、膿を持った皮膚病の総称です。膿皮症になる原因菌は、皮膚の表面に感染するブドウ球菌です。

「皮膚が部分的に赤い」「かゆがる」「膿疱がある」などの症状が確認できたら、、すぐに動物病院に行きましょう。

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